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研究内容
 ここでは,貝原研究室(システム計画講座)でどのような研究が行われているかを紹介していきます.

 まず,本講座が取り組む研究分野の特徴と関連するキーワードは右図のとおりです. この図に示すように,システム工学・情報工学・経営工学が本講座の3本柱となっています. 基本はシステム工学に軸足を置きながらも,情報工学や経営工学とも密接に関連した研究を進めています.

 研究室の中は,大きく以下の3つの研究グループに分かれています.
生産システムグループ
社会システムグループ
医療システムグループ

高校生・学部生向けに貝原先生の研究紹介動画が
下記ページに公開されました.
(DJC大学情報センター)
http://douhiro.com/video/?cd_video=110

研究分野とキーワード
 
ねらい
 製造業における生産性の向上を目指し, 製造コストを抑えながら効率良く生産を行うためのさまざまな「しくみ」について研究を行っている. 企業との共同研究も数多く実施し,モノづくり現場の実問題を対象に,従来の勘と経験によるモノづくりから, 科学的手法を用いたモノづくりへの変革を目指していく.
取り組み
 複雑化する生産環境への適応性と頑健性を備えた生産計画・運用手法の実現のために, さまざまな社会的交渉ベースの最適化手法を用いたシステム計画・運用手法の提案とその検証を行っている.
キーワード
 システム最適化手法,生産システムシミュレーション, マルチエージェントシステム ,生産スケジューリング, 生産管理,在庫管理,装置管理,ロジスティクス, サプライチェーンマネジメント(SCM)

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ねらい
 我々の生活を取り巻くさまざまな社会システムに着目し, その中に内包されるシステム計画・運用理論を抽出・体系化し,また,実際の社会システムを対象に, それらの適切な意思決定や政策決定などへの適用を実践することで,効率的な社会システムの実現を目指す.
取り組み
 社会的集団の合理的な振る舞いの再現と応用を目指し, 市場指向プログラミング,粒子群最適化などのマルチエージェント型最適化手法や, 複雑ネットワークを用いた製品・サービスの普及モデルなどに関する提案と検証を行っている.
キーワード
 複雑システム,システム最適化手法, マルチエージェントシステム,複雑ネットワーク,サービス工学, 仮想市場,交通・物流システム,リサイクルシステム,電力市場,電子商取引

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ねらい
 近年,患者のQOL(Quality Of Life)の向上を目指し, 肉体的・精神的・経済的な負担を低減する低侵襲治療が行われている. 本研究室では断層イメージング技術の一つであるMRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像化法)に着目し, 最小の外科的侵襲で最大の治療効果が得られるような手術器具・診断装置の開発を目指す.
取り組み
 患部にメスを入れることなくがんの治療を行うことができる温熱療法や, 消化管内視鏡を用いた手術を支援するMR-内視鏡に関する研究を行っている.
キーワード
 医用工学,画像処理,手術支援,低侵襲治療,MRI,温熱療法,内視鏡,機器開発

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